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サイモン建築設計室 > 商業及びその他施設 | ひまわり団地1号館(屋上防水等改修)

和歌山県御坊市にある設計事務所_ワークス

ひまわり団地1号館(屋上防水等改修)1改修前

ひまわり団地1号館(屋上防水等改修)2改修前

ひまわり団地1号館(屋上防水等改修)01施工中

ひまわり団地1号館(屋上防水等改修)02施工中

ひまわり団地1号館(屋上防水等改修)03施工中

ひまわり団地1号館(屋上防水等改修)04施工中

ひまわり団地1号館(屋上防水等改修)05施工中

ひまわり団地1号館(屋上防水等改修)06施工中

ひまわり団地1号館(屋上防水等改修)07施工中

ひまわり団地1号館(屋上防水等改修)08施工中

ひまわり団地1号館(屋上防水等改修)09施工中

ひまわり団地1号館(屋上防水等改修)10改修後

ひまわり団地1号館(屋上防水等改修)11改修後

ひまわり団地1号館(屋上防水等改修)

コメント

  • 事務所が手がける新しい業務カテゴリーとして2013年、公共建物に関する設計を加えることとなりました。長きに渡り愛着をもって利用していただける高いクオリティを兼ね備えた建築物となるよう取り組んでいく次第です。その初仕事であるひまわり団地1号館(屋上防水等改修工事)の概要は次の通りです。昭和40年代中ごろに建てられた御坊市の市営住宅であるひまわり団地1号館。壁式鉄筋コンクリート造ですが、建築当時の屋上防水は押えコンクリート仕様によるアスファルト防水でした。その後いわゆるシート防水にて全面改修されたようです。ただ経年変化による劣化が顕著となり、今回の全面改修に至りました。改修のキーワードは長寿命化、官民問わず現代における建築の世界の共通語です。まず劣化の状況は改修前フォトにある通りで、とても防水材としての役目を果たしているとは思えない状況です。これを全面撤去し次世代型アスファルト防水といわれる東西アスファルト事業組合並びに田島ルーフィングのBANKS工法を採用しました。溶融窯を使わない本格的なアスファルト防水という意味とのことですが、溶融アスファルトを使用した熱工法と同等の水密性を保ちながら、溶解釜などの大掛かりな施工器具を必要としないので、溶融釜の揚重が困難な屋上やアスファルト臭を出したくない密集地での施工に適しています。また同等レベルの工法と比較して2層のシート状となっているのでさらに安全性は高まります。施工中フォトでは、着手から最終工程までをドキュメント的にご紹介しています。特に施工中_03や04では下地の劣化具合が如実に確認できますが、当然適切に全面補修です。その後メインのBANKS工法を仕様手順にのっとり施工、細部の検証もしっかり行いました。ライトなグリーン色をしたトップコートも耐久性のある塗布材を選定、工事が完了です。建物はメンテナンス次第でどのようにも変わりゆくもの、息の長い建築でありたいですね。

基本データ

  • 建 設 地:和歌山県御坊市
  • 構造・規模:壁式鉄筋コンクリート造(4階建)
  • 改修設計対象:屋上防水等
  • 改修対象面積:258.80㎡