01:西校舎棟トイレ
02:北校舎棟トイレ
Photo By Yonekazu Shibamoto
御坊市立湯川小学校~トイレ改修
コンセプト
- 御坊市発注の改修プロジェクトである「湯川小学校~トイレ改修」の設計を私たちの事務所が担当。快適・安全、そしてより衛生的であることをコンセプトにし、校内6ヶ所のトイレを全面改修。たくさんの児童や先生方に親しまれ、利用していただけるトイレ環境を目指しました。
コメント
- 多くの小学校がそうであるように湯川小学校も複数の校舎棟があり、その棟ごとに設けられている合計6つのトイレを、今回全面改修しました。昭和48年から53年にかけての建築なので、これまで多少修繕等はされながらも、一部を除きほぼ全てが和式便器のみのトイレ環境。現在の環境からすると、2歩も3歩も後退した形態ですから、改善が望まれて当然かもしれません。また男子・女子トイレのみで、いわゆる多目的トイレがなく、その設置も見据えた改修でした。棟別には西校舎棟、南校舎棟、中校舎棟、及び北校舎棟の4棟が対象ですが、代表として西校舎棟トイレと北校舎棟トイレをWEBでは紹介します。上述のように、男子・女子トイレのみの西校舎棟、どこに多目的トイレが取れるの?と思える状況でしたが、動線やトイレの形状を工夫したり等々で、見事そのスペースを確保、設計が完了しました。北校舎棟も男子・女子トイレのみでしたが、ここは多目的トイレの設置要望はなく、その上での全面改修です。特に男子トイレは衛生機器の位置を従前から大きく変えて設計、最近の学校トイレでよく見かける入口はオープンですが、廊下等からみえづらい、それが基本路線です。長く児童や先生方に親しまれ、利用していただけるトイレであってほしいものです。
基本データ
- 建 設 地:和歌山県御坊市湯川町小松原
- 改修床面積:158.4㎡(対象棟全てのトイレ改修面積)