印南の町屋
CONCEPT
老朽化した家屋を解体し建替えるよくあるケースですが特にクライアントから要望された事が対水害対台風という言葉です話しをお聞きすると現在に至るまでそれらの事で数々のご苦労をされてきた様子でした
敷地の向かいに印南川が流れていますが氾濫時には確実に対応したいという事からそれまでの敷地レベルを可能な限り上げ床高の調整など尽くすべき手は全て尽くしました
台風や地震に対しても同様に対策を講じています
そんな剛の構造体を隠すかのような佇まいとして京都の町家的な外観デザインを提案しました
クライアントの年代や感性にもフィットしたようで快くそれを受け入れていただきました
採用したいくつかのデザインとして無双窓・坪庭・聚楽土をイメージした塗り壁等
内部的には吹抜を設け2階ホールとの境に和紙張障子をはめ込み温かみを提案しました
コメント
- 京都の町家の風合いを印南の地に再現しました。リビング吹抜の格子窓から柔らかい光が心地よくそそぎ込まれます!
基本データ
- 建 設 地:和歌山県日高郡印南町印南
- 構造・規模:木造(在来工法)・2階建
- 1階床面積:109.53㎡
- 2階床面積: 57.24㎡
- 延べ床面積:166.77㎡